『グロースハッカー』を読んで美容室のマーケティングを考えてみた
Kindleで買ったグロースハッカーを通勤時間で読みました. アルバイトで東京に行くと大体往復で2時間半くらい電車に乗っているので,ちょうどいい分量でした.
内容的には,マーケティングでもアジャイル開発のように小さく始めてPDCAサイクルを回しましょう,数値ベースで測定をしましょう,お金ではなくアイデアを使いましょう,アーリーアダプタにリーチしましょう.のようなことが実際の事例とともに取り上げられています. 真新しいことは書いてありませんが,地道な行動こそが大切で,これが正解というような近道がないということでしょう.この事については何度も本文の中で触れています.
主にtoC向けの内容となっていましたが,toB向けにも同じ戦略が使えるのでしょうか,ここは関連書籍なども読んでみましょう.
美容室のグロースハックを考える
さて,せっかく本を読んだので少し頭を動かしてみることにしましょう. 私は,マーケティングの勉強をしたこともなければ美容師になろうと思ったことが無いのですが,つい最近髪を切ったので美容室について考えてみます.
僕がカットに行くまでの流れを追ってみると,前のカットから1ヶ月半で髪切ろうかなぁと思い始めるも行動に起こさず,2ヶ月でさすがに邪魔になり髪を切るのような感じになっています. 1ヶ月半周期と2ヶ月周期では,年間で2回,トータル1万円弱も収入が変わるわけで,それが各お客さんごとに発生することを考えると結構大きな差になってくると思います.
特定の美容室に通ってる時点で,すでにコンバージョンしているしていると見れるわけですが,利益を最大化しているとはいえません. お店側としては,客がもう切ってもいいかなって思う頃に(僕に対しては1ヶ月半の段階で)何らかのアプローチを取ることが必要です.
例えばダイレクトメールならカットからx週目に,◯◯◯という内容を送ると,平均来店間隔がa日になった,みたいなデータが取れるかなぁと思います.
と,非常にありきたりすぎることしか考えられないわけですが,それでもいくつか改善すべき点は見つかりました. 他にも,ポイントカードについて,お友達紹介精度について,年会費制にしたらどうなる?とかとか,身近なだけに考えてみると意外と面白いです.
終わりに
この本を読んで「なるほど,グロースハッカーとは社内にいるあの人達のことか」と納得出来ました. バズワードとなりつつある(もうなってる?)グロースハッカー.聞いたことあるけど,どんな人のことなのか分からないという方は読んでみてはいかがでしょうか.
- 作者: ライアン・ホリデイ,加藤恭輔,佐藤由紀子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/12/12
- メディア: 単行本
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